今回は山本kid徳郁選手の筋肉について考察してみたいと思います。
目次
憧れのボディ
男性ファンであればKID選手の筋肉は一度は憧れたことのある身体なのではないでしょうか。
ではどのようにすればあのような逞しい肉体を手に入れることができるのか、本日は自分なりの意見を交えながら考察してみたいと思います。
私が個人的に好きなのはK-1デビューした当時の2004年〜HEROS参戦の2007年の頃の肉体です。ちょうど魔娑斗戦くらいの頃の肉体が個人的には非常に好きです。
レスリングで作られた強靭な筋肉
山本KID選手は総合格闘技以前はレスリングの選手でした。
全日本選手権で優勝するなど世界レベルの実力です。惜しくもオリンピックには出場はできなかったようですが、レスリングという競技がまずベースとしてKID選手の肉体を作ったと言ってよいでしょう。
レスリングや柔道の選手に多い特徴ですが、やはりオリンピアンレベルとなると彫刻のような陰影のついた筋肉が目立つ選手が多いです。
格闘家の宮田和幸選手や、柔道の野村忠宏選手の肉体を見れば分かると思いますが、非常に中に詰まったといいますか、体脂肪の低いエッジ(陰影)のある筋肉です。
発達した上半身と広背筋が特徴ですね。
もしKID選手がレスリングではなく、別の競技であったらこういう筋肉には発達していなかったのではないかと想像します。
高校時代にベンチプレス120kg以上を挙げる
KID選手は高校時代はアメリカでレスリングを行っていたことは有名です。
以前ある雑誌で読んだのですが、その当時高校時代にベンチプレスをMAXで120kgちょっと挙がったそうです。
私は高校時代に野球部(強豪校)におりましたが、その時に5番を打っていた主力選手でもMAX110キロでしたから(身長176センチ体重85kg)160そこそこで体重60キロ程度のKID選手がいかに高重量を扱えたのかが分かります。
ただ、ベンチプレスだけを行っていればあのような肉体が手に入るかと言えばそれはそんなことはないと推測できますが、レスリングのような競技と一緒に行ったからこそ、それが相乗効果となり発達した上半身を手にできたのではないかと思います。
ベンチ重量はMAXの85%でオールアウト
また扱っていた重量はMAXの85%だったそうです。
例えばKID選手のベンチプレスがMAX125kgだと仮定すれば、106kgが85%にあたります。
これを10回×3セット→インターバル→10回×3セット→インターバル→・・・
というかたちで出来なくなるくらいまで行っていたというのを読んだことがあります。
これは体が出来上がる前の高校生ではあまり一般的ではないという意見もあるようですが、高校時代からこのような高重量でウエイトトレーニングを積んでいたからこそあれだけ発達した上半身を手にできたのではないかと思います。
栄養摂取はビーンズを積極的に摂取
高校時代はメキシカン系も多かったそうで、その当時にトレーニング直後はビーンズをよく食していたというのも読んだことがあります。
豆は植物性タンパク質なのでとても体には良い食品です。
肉や魚などの動物性タンパク質を摂取するよりも脂質が少ないので、体脂肪率の少ない良質な筋肉を作るには最適でしょう。
また生前KID選手はベジタリアンとしても有名だったそうですが、このような食事を心がけた結果、あのような締まった隆起したボディメイキングに成功したのではないでしょうか。
懸垂で作り上げた広背筋
KID選手で目立つのは逆三角形の大きな背中と肩周りの発達した筋肉です。
それには「懸垂」とレスリングの「組み手」が効果的だったようです。懸垂といのは背中から腕周りなど、上半身全体を鍛えるのに最適なトレーニングです。柔道選手でも「綱登り」トレーニングは有名ですが、軽量級の柔道選手にはこの逆三角形のものすごい広背筋の選手が多い印象でした。
KID選手も以前雑誌の中で「懸垂ばかりやっていた」と語っており、あの隆起した肩幅と広背筋はこれらのトレーニングが影響している可能性が大きいです。
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