目次
フレディ・ローチ氏に会いにロスのワイルドカードジムに行った時の話
どうも。ジュタカです。
本日はアメリカのボクシングトレーナー「フレディ・ローチ」さんに2014年にお会いしたときのお話をご紹介したいと思います。
フレディ・ローチさんのジムってどこにあるのかニャ?実際にジムに行けば会えるのかニャ?
- フレディ・ローチさんのジムは世界のどこにあるのか?
- ジムにフレディ・ローチさんに行ったらお会いできるものなのか?
- フレディ・ローチさんは実際に会った印象はどんな方なのか?
こんな疑問にお答えしたいと思います。
ところでお前誰だ?
という方もいるかと思いますので、簡単に自己紹介しておきます。
- 元ボクサー
- 無類の世界のボクシングファン
- 普段はアジアで働く海外駐在員
- 当ブログで好きなボクシング情報を発信
こんな感じで本業では海外で働きつつ、ボクシング情報を発信しています。
フレディ・ローチさんってどんな方?
フレディ・ローチさんは(全米ボクシング記者協会の年間最優秀トレーナーに5度受賞)
あのマニー・パッキャオ選手を有名チャンピオンにしてきたことで有名です。
以外にも数々の名王者のトレーナーを行い、殿堂入りも確実とされています。
ボクシング界の生ける伝説であり、アジアの英雄でもあるマニー・パッキャオのチーフ・トレーナーで、世界的に超有名なボクシングトレーナーです。
※パッキャオがマスターと呼んでいます。
ボクシングファンなら一度はお見かけしたことがあると思います。
フレディ・ローチ(Freddie Roach)
- 本名:フレデリック・スティーブン・ローチ
- 1960年3月5日(61歳)2021年時点
- アメリカ合衆国のボクシングトレーナーであり元プロボクサー(1986年10月に26歳で引退、通算成績は53戦39勝13敗(15KO))
- マサチューセッツ州デダム出身でアイルランドとフランス系カナダのアメリカ人。
- アジアの英雄、マニー・パッキャオのチーフ・トレーナーとして有名。
- アメリカのロサンゼルスにワイルドカードボクシングクラブを経営(Wild Card Boxing Club)
- マニー・パキャオの他、過去には、メイウェザーと対戦した時のオスカー・デ・ラ・ホーヤやアミール・カーンやミゲール・コットやホセ・ベナビデスなど27人の世界チャンピオンのトレーナーを務めてきた。
- 総合格闘技の元UFCウェルター級王者のジョルジュ・サンピエールのトレーナーを務めている。
- アメリカボクシング記者協会の「 トレーナー・オブ・ザ・イヤー 」に2003年、2006年、2008年、2009年、2010年、2013年の6度選出。
フレディ・ローチさんのボクサー時代。
ガッツリインファイターだったみたいです。
トレーナーとしてのドキュメンタリー。
フレディ・ローチさんのワイルドカードジムはどこにあるの?
住所は、アメリカのロサンゼルスのヴァインストリートの1123番にあります。
■ジムの住所:1123 Vine St Los Angeles、CA 90038
■ジムの電話:(323)461-4170
■ジムの営業時間:
- 月曜日から金曜日の午前7時から午後8時
- 土曜日の午前9時から午後4時
- 日曜定休
■ジム会費:
- 5ドル– 1日あたりの料金
- 月額$ 50 –18歳+
- 月額25ドル– 11〜17歳(親が同席している必要があります)
- 月額25ドル–ライセンスを受けたアマチュアまたはプロボクサー(ライセンスを表示する必要があります)
- サインアップまたは日中の使用には有効な画像IDが必要
- 現金、クレジット、デビット支払いのみ
- 追加料金で優秀な独立したトレーナーと1対1でトレーニング可能。トレーナーはジムの従業員ではないため、料金はさまざま。選択したトレーナーと1対1で交渉可能。支払いはトレーナーに直接支払い。
■ジムでの写真、撮影、勧誘は禁止されています。
■HP:https://wildcardboxingstore.com/
■Instagram:https://www.instagram.com/wildcardboxingstore/
この時にロスへ来た目的はずばり「フレディ・ローチさんに会うこと」!会えるかどうかわかりませんが、行ってみたいと思います!
ロサンゼルスに到着
ロサンゼルス国際空港に到着後は、バスで電車の駅に向かい、そこからまずはジム近くに予約している宿にチェックインします。
ロサンゼルス国際空港到着後は、空港の最寄り駅へ。
暫し時間があるので、近くのコンビニで軽食。
ロサンゼルス国際空港からは地下鉄で「Hollywood / Vine Station」まで向かいます。
駅に到着後、街に出るとこんな感じ。
正直、ロサンゼルスは今まで経由しか使ったことがなく、初めて街におりましたが、雰囲気的にはカラッとしていて好きです。
遠くにはよう映画で見る「Hollywood Sign」を発見です。
ここがHollywoodなんだという実感がわきました。
住所にすると「6200 Hollywood Blvd」。
ここから歩いてホテルまで向かいます。
滞在先ホテルからジムへ向かう
ホテル到着。
今回滞在先のホテルは、USAホステルズハリウッドというシュールダーブルーバード通りにあるホテル。
できるだけジムに徒歩でいける場所を選びました。
そこから徒歩約20分ほど歩いていきます。
途中にはCNN Los Angelesを発見。
Vineストリートを南へ進んでいきます。
すると1123番地に差し掛かると「Wild Card Boxing Club」の看板を発見!
(しかし、タイ系のお店多いなw)
無事到着です!
この二階がフレディ・ローチさんのジムになっています。
では、早速ジムにお邪魔してみましょう。
Wild Card Boxing Clubの様子
ジムはこの階段を上がって2階(一般会員のジム)になるとのことです。
実は1階もジムになっていて、フレディ・ローチさんとの専属契約選手や個別指導向けのジムになっています。
2階の中に入るとそこにはたくさんの練習生がトレーニングをしていました。
アジア系の受付女性に対応いただきました。
突然すみません、日本からフレディ・ローチさんに会うためにやってきたジュタカと申します。
本日ミスターローチと少しお話ができれば幸いなのですが、本日はジムにいらっしゃいますでしょうか?
フレディね。彼はいるわよ。
ただ、今1階で個別トレーニングをやっているの。
彼に伝えておくからちょっと待ってね。
なんと!嬉しいことに快く許可をいただくことが出来ました。
待っている間、ジムを見学させていただきました。
ジム内のルールとして原則、ジムでの写真、撮影、勧誘は禁止されています。
そのため、ジム内を撮影したい衝動を堪え、その場で見学を行いました。
中には若い男性、ビジネスマンっぽい方や、女性も多い印象です。
男女問わず色々な年齢層の方がトレーニングしている印象でした。
ジムの雰囲気はこんな感じです。
フレディ・ローチさんにお会いする
そんなことで待つこと約1時間・・・
ついにフレディ・ローチさんが指導を終えて二階に戻られました。
はじめまして、日本からあなたに会うためにやってきたジュタカと申します。
本日はお会いできて光栄です。
握手を交わすと、快くフレンドリーにお話をいただきました。
はるばる日本からよく来てくれたね。
私はお話する中でひとつだけ聞いてみたいことがありました。
それは、なぜ職業選択においてトレーナー業をやろうと思ったのか?という疑問です。
ローチさん、ひとつ教えてください。
現在世界的なボクシングトレーナーとしてご成功されているかと思いますが、そもそもトレーナーになるきっかけのようなものはあったのでしょうか。また、なぜトレーナーになろうと思ったのですか?
少し間をあけて、フレディ・ローチさんはこうお答えされました。
ボクシング以外に、他にやることがなかったからだよ。
お話を聞くと、なんとフレディ・ローチさんの選手時代の戦歴は、アマチュア150戦、プロで54戦も試合を行っているというお話でした。
人生をボクシング一本でそれまで選手としてやられて来ており、引退後は必然的にジムトレーナーして経営を行うという方向になったようです。
引退後、テレフォンアポインターなど様々なアルバイトを経験、最終的にローチはほぼ無給でエディ・ファッチのアシスタント・トレーナーを5年間務めることになり、自費でビラを作って配り、空手のクラスや重量挙げ選手など様々なジムで指導した。1991年、俳優ミッキー・ロークとトレーナー契約を結び、ようやく生活していける職を得ることに成功した。4年後、ロークがボクシングからの引退を決めたときにロークが使用していたトレーニング機器を譲り受け、そのトレーニング機器を使ってカリフォルニア州に自身のボクシングジムである「ワイルドカードジム」を設立した。兄のペッパーもワイルドカードジムにトレーナーとして所属している。
トレーナーとして身を立てるまでに、かなり下積み苦労をされているようです。
私がその戦歴とキャリアの数に驚いたような表情をしていると、ローチさんは嬉しそうに微笑まれていました。
そういえば、私日本の帝拳ジムのホンダ会長と友達なんだよ。
- 本田 明彦(ほんだ あきひこ、1947年9月9日)は、日本のプロボクシングのプロモーター。
- 東京都出身。日本プロボクシング協会会長代行、帝拳プロモーション会長(第3代)帝拳先代会長本田明の次男。
- 1991年から始まったWOWOWのエキサイトマッチ製作にも尽力。
- 英語とスペイン語の語学力を活かしてドン・キング、ボブ・アラムらの大物プロモーターとも直接交渉できる。
- 1988年と1990年にはマイク・タイソンの防衛戦2試合を東京ドームで開催させることに貢献した。
- 2008年9月23日、世界ボクシング殿堂・関係者部門への殿堂入りが決定。日本人の同殿堂入りはファイティング原田、ジョー小泉以来3人目である。
- 2009年には国際ボクシング名誉の殿堂博物館にも展示。
海外とのコネクションを持つ、日本ボクシング会のドンと呼ばれていますね。
今我々が日本のWOWOWを通じて多くの世界タイトルマッチを観れるのも本田会長の尽力が大きいのでしょう。
日本にも行ったことがあるよ。
さようでしたか。日本ではどちらに行かれましたか?
東京に4回、大阪に1回行ったね。
徳山対ペニャロサの試合でセコンドについたんだ。
それは初耳でした。
何度も日本に来られているのに驚きました。
そういえば、前にロシアから来た選手で何という選手がいたっけ?あの選手は良い選手だったよね。日本で活躍した選手さ。名前は何だっけ・・・?
少し間が空き、横のスタッフさんがスマホで調べたものを読み上げました。
ユーリ・・・
勇利アルバチャコフ選手でしょうかね?
そうそう!!勇利アルバチャコフ選手だね!
(✊✊ グータッチ)
そんなかたちで気さくに色々とお話していただきました。
勇利 アルバチャコフ(ゆうり アルバチャコフ、1966年10月22日 – )は、旧ソ連のロシア共和国ケメロヴォ州タシュタゴル出身のアジア系ロシア人(民族名、テュルク系ショル人)のプロボクサー経験者及びプロボクシング・トレーナー経験者。本名はユーリ・ヤコヴレヴィチ・アルバチャコフ (Юрий Яковлевич Арбачаков, Yuri Yakovlevich Arbachakov)。協栄ボクシングジム所属。元WBC世界フライ級王者で、9度の防衛に成功。これは日本のジムに所属する世界同級王者として過去最多の連続防衛記録である。
最後に一階の個別練習場も見せていただきました。
ありがとうございました。
最後に記念撮影。
本来はジム内写真はNGですが、このときは特別に撮影OKをいただきました。
ジムでは色々なグッツを取り揃えています
せっかくのですので、ワイルドカードジムブランドTシャツを購入させていただきました。
他にも2021年現在では多くのグッツを取り揃えているようです。
価格はTシャツが約20ドル〜30ドル前後とリーズナブルでお買い求めいただけます。
ショップはこちらからどうぞ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まとめると、
- フレディ・ローチさんのジムはロサンゼルスHollywoodのVine通りにある。
- ジムに行けば会える可能性はあるが、会えるかどうかはタイミングにもよるのでなんとも言えない。
- お会いした印象は非常に良く、初対面にも関わらずとても気さくに話していただいた。
- 日本にも何度も来日されており、日本に良い印象を持たれているようで嬉しかった。
- ジム内は一般(2F)と個別ジム(1F)に分かれており、多くのロサンゼルスの方々が汗を流している。
- 月謝は50ドルと比較的安いと感じた。
今回ワイルドカードボクシングクラブに来て、いつか私も彼らの中に混ざりながら汗を流してみたいと思いました。
今度、機会があれば、ロスに在住し仕事をしながらワイルドカードジムに通ってみたいと思います!
以上になります。
取材日:2014/4/29