実力が問われた試合
昨年の10月に行われたロブ・ブラント(Rob Brant)戦では判定負けを喫してしまいました。
村田選手の実力に対して色々と言われていますが果たしてどうなのでしょうか。
試合内容は、圧倒的手数の差?
ブラントのスピードと手数が目立つ試合でした。
まるでエンダムの初戦を見ているような。
ただ、エンダム戦と大きく違っていたのは相手にパンチがあったこと。
村田選手の打ち終わりにパパパと3〜4発打ち込む際にもろに入っているのが目立ちました。
結果は大差の判定。(119-109、119-109、118-110)
パンチについては、ブラントは1,262パンチ中356(28%)村田選手は774発のうち180(23%)だったようです。
敗因として考えられるのは、
- 手数負けしていた
- エンダムの初戦を見ているようだった
- ボディワークが少ない
- 伝家のボディブローが少ない印象
- 細かいパンチをまとめる印象が少なかった
などであった。
村田選手のブロッキング主体のボクシングだと色々と言われているが決して実力差が大きくあったわけではない。
ただ、もう少しボディ中心の組み立てにしても良かったようにも思う。
それだけ相手が空間をつくるのが上手だったとも言えるが。
どうすればよかったのか
確かに相手の上手さが目立った試合ではあったが、決して圧倒的実力差があるとは思わない。
攻防分離傾向の村田選手の攻撃スタイルであれば、前半は徹底的にガードと足、ボディワークでかわし、後半相手が打ち疲れたところを強打のボディで打ち込んでいくという後半に攻めるスタイルならまた違ったのではないだろうか。
私が考えるのは往年のミドル級アルツール・アブラハムのような、完全な攻防分離型のスタイルだ。
再戦の可能性
ブラント側のプロモーターによるとTOPランクのボブ・アラムと再戦の可能性については同意しているという話もあるようです。
つまり、ブラントとの再戦ですね。
課題は多いが決して勝てない相手ではない。
色々と言われていますが、個人的にはGGGVS村田戦は是非観たい。
参照:https://www.boxingscene.com/brant-promoter-says-murata-rematch-real-possibility–133026
参照:http://www.espn.com/boxing/story/_/id/25040392/rob-brant-defeats-ryota-murata-win-secondary-middleweight-world-title
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