有期社員とは?無期社員とは?無期転換の5年ルールなどについて話し合ってみた!雇用政策で成功したオランダの取り組み

「正社員」という言葉に法律上の定義はない

ケヴィン
この前私の友人がある会社に転職したんだけどね、一応契約上は「正社員」だったらしいんだけど、書面には、「1年の有期契約」と書かれていたらしいんだよね。

有期雇用 半年や1年更新の契約社員や期間工、日雇いなど、働く期間があらかじめ決まっている雇用契約(有期労働契約)を結ぶ働き方。 パートやアルバイトも、契約期間が決まっていれば有期雇用に含まれる。 正社員のように、定年まで働けるのは無期雇用。
引用:「有期雇用」コトバンク

アラヤー
有期契約ってことは契約社員ってことじゃない?
ケヴィン
うん、それでその友人が「これは正社員ではなく契約社員ではないのですか」と尋ねたところ、会社側の返答として正社員として雇うけれども一年の期間は設けますってことだったようなんだよね。
ミスター・リー
なるほどね、これは実は認識している人はあまり多くはないことかもしれないんだけど、実は正社員って言葉には法律上の決まりや定義はないらしいんだね
アラヤー
どういうこと?
ミスター・リー
まあつまりは、期間の定めがあるかないかだけで、正社員も契約社員もアルバイトも法律の上では特に決まりはないってことだね。だから、会社があなたは「正社員」です!と言えば、有期でも無期でもそれは「正社員」になるわけだね。ただ、無期の契約社員っていうのはないと思うけど。
ケヴィン
なるほど。じゃあもしかしたら自分は無期の正社員として働いている認識だったとしても、最初の契約時の見落としなどで、有期の正社員だったなんてこともあり得るということだよね?
ミスター・リー
そういうことになるね。
雇用には期間の定めがあるかないかだけで、正社員や契約社員やアルバイトなどの言葉に法律上の定めはない。 

非正規社員(契約社員)の実態とは?

ケヴィン
ずっと日本では非正規社員(契約社員)と正規社員(正社員)の待遇の違いが社会問題になっているよね?要は同じ仕事・責任なのに、待遇が半分以下だったりするとか。
アラヤー
それはよくニュースで見るわ。2013年に改正された労働法20条で非正規労働者が勤め先を相手取って差額の賃金の損害賠償を求めるようになったというのを見たことがあるわね。
改正労働契約法20条
民主党によって2013年4月に施行された法律。有期契約労働者と正社員の間で労働条件に不合理な差を付けるのを禁止するルールである。詳細はこちらを見るとよくわかるかと思います。(参考:労働契約法改正のあらまし 厚生労働省
ケヴィン
よく聞くよね。正社員ではあるはずの手当てがなかったり、退職金はなく、ボーナスもほとんどないとか。労働者その者に能力はあったとしてもやはり契約社員という立場上、訴えが通らなかったりするとかね。
ミスター・リー
そうだね、度々ニュースで目にするよね。政府も改革の中に「同一労働同一賃金の実現」を目指してるから、欧州のように何かしらの政策を打っていかないといけないだろうね。

無期転換の「5年ルール」について

アラヤー
そういえばさっきの法律改正で「無期転換ルール」ができて有期で5年を超えると、労働者の申込みで正社員になれるって聞いたけどあれってどうなのかしらね?
ミスター・リー
いや、必ず正社員になれるわけではないようだね。あくまでも無期転換になるだけで、待遇が変わるかは会社ごとによってルールが違うからね。なのでそうなると労働者の「雇止め」のリスクはなくなったけれども、無期になってもまったく待遇が変わらなかったなんていうケースも出てくるかもしれない。
ケヴィン
5年働けば正社員で待遇アップの保証というのはないということか。
無期転換ルールとは、労働契約法の改正により、有期労働契約が反復更新されて通算5年を超えたときに、労働者の申込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換されるルールのことです。
契約期間が1年の場合、5回目の更新後の1年間に、契約期間が3年の場合、1回目の更新後の3年間に無期転換の申込権が発生します。
引用元:有期契約労働者の無期転換サイト  厚生労働省

雇用政策で成功したオランダ

ミスター・リー
この前レベッカとオランダの働き方についえていろいろと聞いていたんだけど凄い興味深い内容だったね。まさに日本が目指そうとしている同一労働・同一待遇に近い形を実現しているんだ。
ケヴィン
オランダでは、もちろん正社員も非正規社員もいるらしいんだけど、失業保険の待遇が良いから失業に対する不安はあまりないというよね。
アラヤー
先進主要国の中でかなり低い失業率だってね。
レベッカ
90年代まではもともとオランダも日本と同じように正社員と非正規社員で格差があったわ。ただ、これが「ワークシェアリング」の実施で90年代以降、待遇格差がなくなった結果、失業率が下がり、「労働者全体の収入が安定」→「消費が伸びる」→「経済成長」につながったのよね。
ミスター・リー
オランダの奇跡」と呼ばれたそうだね。このオランダの雇用政策は高く評価されているらしいんだ。
レベッカ
そう、ただねオランダの経団連は国際競争力の低下を懸念し反対もあったし、会社によっては不法に行ってる会社もあるのよ。だからもちろんだけどすべてがうまくいっているわけじゃないことは付け加えておくわ。
ミスター・リー
今後は時代が進むにつれて「正社員」とか「契約社員」という言葉がなくなってくるだろうね。フルタイムでもパートでも同じ賃金を支払うというオランダのような「同一労働・同一待遇」のモデルが採用されていけば国の経済発展に繋がっていくだろうね。






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ジュタカ

海外駐在員として、アジアで働いております。当ブログでは、「世界」をテーマに仕事や旅行情報を個人の体験談を交えながら発信しております。また、「タイ」と「ボクシング」が好きでこの分野の情報も多いです。

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