バックパッカーズバイブル: ~世界を旅する前に読んでおきたい52の話~ (ジュタカ出版) Kindle版

【良書】ユダヤ人に伝わる童話から学べる「仕組みづくり」のお話し!ユダヤ人が大富豪になる理由

ジュタカ
今日ご紹介したいのはユダヤに伝わるといわれる童話のお話です。
ユダヤ人は「1に教育、2にダイヤモンド、3に金(ゴールド)」の順にお金をかけると言われている。
金は重く持ち運びには不向き。ダイヤモンドは奪われる。知識や教養は一生自分のものであり続ける
これは、将来を見据え、教育を重んじるユダヤ人が描いた物語。ある村に、従兄弟で、隣人で、大親友の2人の男がいた。
名前はリッチモンドとプアロ。
彼らは頭もよく働き者で、【この村で1番のリッチマンになる】という夢を抱いていた。
そんな2人に大きなチャンスがやってくる。【バケツ運び】だ。
川の水を村の貯水池までバケツで運ぶと1杯1ペニー。
2人は一生懸命に働いた。1日100杯運べば1ドル。
1週間で新しい靴が買える。1ヶ月で牛が買える。
半年で新しい山小屋が建てられる。週末は休み、年に2週間の有給休暇も貰える。
夢のような仕事だと思った。一生安泰だと思った。
しかし、重いバケツは彼らの体を蝕んだ。背中は痛み、腰は曲がり、手の皮は剥けた。体はボロボロになった。
リッチモンドはこのまま働き続けることを恐れ、水を運ぶもっと良い方法はないかと考えた。
【夢】を抱き続けた彼は、周りから【馬鹿な男だ】と言われた。
プアロは毎日バケツを運び、リッチモンドの2倍を稼ぐようになり、
周りから【プアロ様】と呼ばれた。しかし、重いバケツに、バケツを運び続ける自分に、
彼はいつも【怒り】を抱くようになった。
数日が経ち、数ヶ月が経った。バケツ1杯1ペニーを稼ぎ続けたプアロ。
夢を追い続けたリッチモンド。どちらも努力を続けた人生だった。
しかし、運命は2人に違う結末を与えた・・・
ジュタカ
実はこの川の水を運ぶかパイプラインをつくるかという話は、以前今から十年も前にどこかのセミナーで聞いたことがあったんだけど、実際に具体的にどこから引用したお話しかはわからなかった。
アンニック
バケツで水を運び続けるか、それともパイプをつくるか、このお話はお金のために働くのではなく、お金の仕組みづくりのために働くという考え方を分かりやすく教えてくれるわね。
 
ジュタカ
本当だね、ロバートキサキの提唱する「キャッシュフロークワドラント」の右側のクワドラントの話にも通じてくるね。
プアロが夜や週末にハンモックで寝ている間、リッチモンドは地面を掘りパイプラインをつなぎ続けた。
アンニック
本当だわ、まるで金持ち父さんがリッチモンドでブアロが貧乏父さんみたい笑
ジュタカ
絵本だからさくっと読めるし、何より比喩が分かりやすいね。

ユダヤ人の知恵とは何か

ジュタカ
アンニック、ユダヤ人で有名な経営者を挙げてみてくれるかな。
アンニック
ええ、いいわよ。このあたりがユダヤ人経営者よ。
  • マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック)
  • ラリー・ペイジ(グーグル)
  • セルゲイ・ブリン(グーグル)
  • スティーブ・バルマー(マイクロソフト)
  • ハワード・シュルツ(スターバックス)
  • ドナルド・フィッシャー(GAP)
  • マーカス・ゴールドマン(ゴールドマン・サックス)

 

ジュタカ
これは凄いね。アメリカにおけるユダヤ人は全体の2%と言われているんだ。だけれどもこれだけの世界的企業の多くの経営者がユダヤ人であるという事実は全体の確率からみたら考えられないことだということだね。少数民族であるユダヤ人が世界の富の多くを握っているといえる。そこには何かしらの理由があるということだろうね。
アンニック
実は昔私の大学にもユダヤ人の友達がいたんだけど、その子は凄く倹約家だったわね。無駄なものには一切お金をかけないというポリシーがあったわ。あと、凄く思慮深く懐疑的なところもあった。なぜそうなるのか、ちゃんと説明がつかないことに対しては最後まで深く考える習慣を持ってるようだったわ。
ジュタカ
その話、以前フェイスブックのマーク・ザッカーバーグのドキュメンタリーで同じこと聞いたことあるな。父親は幼い頃のマークが欲しがったものには必ず理由を聞いたそう。それで「友達が持っているから」といった理由だった場合には絶対に買い与えなかったそう。だけれども内発的な動機で欲したものに関しては可能性を伸ばすためにも何でもチャレンジされたというのを聞いたことがある。
アンニック
親の教育からそもそもユダヤ人の家庭というのは少し良い意味で違うのかもしれないわね。
ジュタカ
子供の教育を重んじるという考え方は以前TEDで植松社長のおばあさんの話でもあったね。
お金は値打ちが変わってしまうもんだよ。
だからくだらない。
だからお金があったら貯金なんかしないで本を買いなさい。
頭に入れなさい。
それは誰にもとられないし、新しいことを生み出すんだよ。
アンニック
あれね!!覚えているわ。すごく感動するスピーチだった。
ジュタカ
教養や教育を重んじるこの思考こそ、ユダヤ人の知恵でもあり、優秀な人材を育成するための知恵であるのかもしれないね。






いつもシェアいただきありがとうございます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
アバター画像
JUTAKAノマドワーカー
約10年間の海外勤務を経て、海外・国内ノマドワーカーとして独立しました。日本をベースにタイ、カンボジア、ベトナム、インドネシア、フィリピンを拠点に活動しています。