揺らめくウユニの水は風に吹かれてゆっくりと流れている。
ここが3700メートルだとは思えない。
海に浮いているような錯覚を覚える。
靄がかった水平線は月の明かりに照らされて微かに見える。
もはや空と湖が見分けられない。
霞む水辺の上には流星群が輝き、
時折一縷の流れ星が去り行く。
新月は風に流れる鏡張りの水に写し出されている。
2つの輝く星も水辺に写っているが月の光がそれを、邪魔する。
暗闇にフラミンゴの群れが羽ばたき
何処かへ飛び立ち消えていった。
光と影が織り成す万華鏡。
神秘と幻想が恋をして天空の鏡に愛を写しだす。
そして、旅の道連れに一眼レフを持ってこなかったことをまた後悔する。
ここが地球だとふと思い出す。
どこかの水の惑星に不時着したような錯覚を覚えた。
頬を吹く風唄が永久を奏でる。
ipotから聴こえてくる「to you」に耳を澄ませば、
久遠の湖に輝く一羽のフラミンゴが月の明かりに照らされて
微かに気味悪く羽ばたいていた。

2014
「天空の鏡」
©Jutaka
Photo by Makoto.Y







この記事をSNSでシェアするには以下リンクから

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

ジュタカ

海外駐在員として、アジアで働いております。当ブログでは、「世界」をテーマに仕事や旅行情報を個人の体験談を交えながら発信しております。また、「タイ」と「ボクシング」が好きでこの分野の情報も多いです。

【趣味】ボクシング、旅行
【好きな国】タイ、香港・澳門

詳細プロフィールはこちらから