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京大卒の元ニートphaさんのブログや動画を見ての感想。無理しない生き方のすすめ

今回ご紹介したいのはpha(ふぁ)さんという元「日本一有名なニート」で知られる方です。
興味深い動画を見つけたのでその感想を書いてみました。

phaさんの略歴

名門京都大学卒業のphaさん。
その後就職するも生きがいを見いだせず28歳会社を辞め、東京へ出てきたそうです。
そこで「ギークハウスプロジェクト」というシェアハウスを始めます。ネットという世界では同じ価値観を持った人たちと繋がることができたそうです。

また、働かない生き方は若者を中心に大きな支持を得ています。
一日中好きなことをして過ごすゆるい毎日を送っているそうです。

 

ギークハウスプロジェクト

普通の生き方に息苦しさを感じている人たちが集まれる場所を作ろうと思ったそうです。「ギークハウス」というシェアハウスです。

様々なSNSで”ゆるく”つながる
なんとなくゆるくオープンにしておいているようです。

 

収入源や生活費

ブログや自分で作ったサイトの広告費月10万円弱だといいます。
広告収入や原稿料でまかなっているそうです。
お住まいは東京のシェアハウスで数人で家賃を出し合って暮らしているそうです
生活費は8~9万円とのこと。
家具などは貰い物などが多く新たに何か家具を買うというのは殆どないそうですね。

 

ネットリテラシーをフルに活用した生き方をされていると感じた

例えば動画の中にあったのはその日に「誰かにおごってくれないかな」とツイートすると、それに反応した人がおごってくれる人が見つかったシーンです。
見ず知らずの人が5万円を振り込んでくれたこともあるといいます。このようにして数百人には会ったことがあると語っていました。モバイル端末やSNS時代の今だからこそできる非常にネットリテラシーが高い生き方であると感じました。

急にお金が必要ってなってもインターネットがあれば何とかなると思ってて
ネットに「お金なくて困っているんです」って書いたら
割と誰かが振り込んでくれたり
今の状態がずっと続けばいいと思ってて今みたいにインターネットとかで楽しく遊んで友達とかもいて
生きていけるだけのお金もあって健康な体があればそれでいいなあと思っています

 

ダメな自分に失望していた高校時代

ダメな自分に失望していた高校時代があったといいます。
長い時間同じ空間の中であたりまえのように授業を受けることに苦痛を感じていたとか。
普通に馴染めなかった時代だったそうです。
(卒業アルバムは捨ててしまったといいます。)
ただ、動画の中で

今の自分なら笑顔で向き合える
昔の自分に出会ったら
そのうち何とかなるよいってやりたい

と語られていました。
自分の迷わない生き方、自己実現した生き方を認めることができた
ということですね。

 

あたりまえのように就職した時代

phaさんは京都大学卒業後、「大学を卒業してサラリーマンになる」という普通の生き方に進みます。

お金をもらえたとしても息をしているだけだなみたいな
お金のやめに毎日嫌なことをやり続けるのがうんざりしてしまって

かなりつらかったといいます。

 

ラクに生きるということ

「ラクする」とか「諦める」とかいう言葉はネガティブな印象を持たれがちですが、
現代においてはそれがプラスの要素にもなったりします。
例えば、我慢して続けた挙句うつになって自殺なんていう報道もある昨今です。

ちょっとでものんびりするというか
ゆっくりご飯作ってゆっくり食べたりとか
季節の移り変わりをちゃんと見たりとか
もっと世界は豊かなのに・・・みたいな感じがしますね

こういったゆるい考え方は忙しくしている時には非常に大事だなと思います。

 

無理して適応しなくていい

動画の中で友人のところへ遊びにいくシーンがあります。
その友人も実はゆるく生きている方でした。

その中で自分に合った生き方で生きることもできるのだということを語っています。

リスペクトし合えているのが素晴らしいと感じました。

言ってみれば「外資系企業で働く」のと「ニート」というのは対極に位置しているという関係です。

しかしながら、心のどこかでは「ゆるい生き方・考え方」というものはどんな生き方にも大事なことなのかもしれません。

 

メディアや著作活動

phaさんは自分のたどり着いた生き方をメディアや本で発信されています。

タイトルがとても興味深いものばかりですね。
そのメッセージ性は社会の常識などに押しつぶされそうな人へ向けた気を楽に持ってほしいというメッセージが多いようですね。
時間のある時にぜひ読んでみたいと思います。

 

さいごに

phaさんはもはやニートではなく、新しいゆるい生き方を提案した伝道者のように映りました。修行僧のような。実際に沢山の書籍と支持者がそれを物語っています。
「あなたにとっての幸せは何か」というテーマについて多くを語りかけてくれます。

自分の幸せは自分で決める

というのは妙に共感できます。

自分なりの幸せのかたちというのを探し、そして、周りの目を気にせずその生き方に生きるというメッセージを感じました。
今の時代職業も多種多様ですし、働き方も多種多様です。
その中でこのような生き方もあるのだなと不安の多い若者の心にふと優しく寄り添ってくれると感じます。

phaさんのキャラ性もとても親しみのあることも関係しているとおもいますが。

 







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JUTAKAノマドワーカー
約10年間の海外勤務を経て、海外・国内ノマドワーカーとして独立しました。日本をベースにタイ、カンボジア、ベトナム、インドネシア、フィリピンを拠点に活動しています。