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【常識】会社や仕事場で「勉強」という言葉は禁句である

「勉強」という言葉は禁句

ある時職場で、「君は〜さんのリーダーシップを見習ってくださいね。」と言われ、その返答として

「勉強します」

と返事をしたところ注意を受けたことが以前ありました。
上司はこう言い放ちしました。

会社は学校ではありません。
「勉強」は禁句です。

このように注意していただきました。
今までこの点に関しては注意を受けたことはなかったので、あまり意識や認識したことがなく、深く考えずに何気なく出た言葉でありました。

その後もこの言葉の意味を反芻し、自分の中で色々な解釈を行いました。
調べてみると、以下Geekなぺーじさんで同じような状況が記述されていました。

「勉強になりました」は禁句:Geekなぺーじ

この「勉強」という言葉は上記サイトでもお話されていますが、お客様と話す時は当たり前ですが、会社や仕事や職場でも禁句ワードなのです

仕事ではなぜ「勉強」という言葉を使ってはいけないのか?

会社で働くということはお金をもらうプロです。
プロフェッショナルは専門家であり、その知見やサービスを提供してお客様からお金をいただく立場にあります。

  • 「勉強させていただきます。」
  • 「勉強になります」
  • 「本日は勉強させていただきます」
  • 「勉強できるので助かります」

もし、お客様と話している際に「勉強させていただきました」「勉強になります」など話したらどう思われるでしょうか。

  • こいつに任せて大丈夫か?
  • この担当者は新人なのかな・・
  • あのな。そもそも勉強は家でやってこいよ・・・

そう思われることは間違いないでしょう。
その言葉を言い放った瞬間、立場は逆転してしまいます。
プロの専門家としてコンサルティングする立場から、お客様の方が立場が上になってしまいます。
お客様はお金をあくまでもあなたの「勉強」のために支払っているわけではないからです。
だからこそお客様からみれば「勉強」という表現は非常に無責任な表現といえるかもしれません。
先程ご紹介のサイトにこの点は言及されております。

昔、会社で「勉強になりました」と言ったら注意された事がありました。 曰く「この場でのあなたは専門分野の立場で考える事が仕事という名目なので勉強であっては困る」という事でした。

出典:「勉強になりました」は禁句:Geekなぺーじ

「勉強」という言葉そのものが悪いと述べているのではなく、(むしろ中には良いと考える方もいると思いますが)プロである以上、立場的なところでこのワードを言ってはいけないということです。
謙遜の意味合いでもよく使われるイメージはありますがね・・。

お客様は自分の「勉強」のために対価を支払っているわけではなく、自分の「商品やサービスのスキルや知見」に対してお金を支払っているという前提があります。
そのため、「勉強」という言葉にはあまり良い印象を感じないですし、責任感も感じません。
プロとしての立場を疑われる言葉ということになります。

お客様先は当たり前だが社内や職場でも同じである

お客様と話す際はこの言葉は言ってはいけないというのは何となくお分かりでしょう。
しかし、では社内であればいいのかというとそういうことはありません。

社内でも社外同様に禁句とするべきです。

もしあなたが上司だとして、部下が「勉強になります」「勉強させていただきました」と言ってきたらどうでしょうか。
やはり、そこには上記同様に「頼もしい」とは思わないはずです。

社外ではダメで社内ではOKということはなく、社内でも社外でも仕事でお金をもらっているプロである以上それは禁句としなければいけないのです。

これは面接などの場面でも言えることである

面接の場面でも同じことが言えます。

  • 私はこの業界では未経験なので勉強させていただきたいと思います。
  • 御社で勉強させていただきたいと思います。
  • 私は業界未経験なので、御社の教育プログラムに興味があります。

こういった言葉は何気なく話してしまうフレーズではありますが、実際にはこちらでも禁句と覚えておくべきです。

Happylifestyleさんの方で良いことが書いてありましたので引用いたします。

面接官は「勉強するために雇うわけではない」と思い、応募者の曖昧な志望動機に拍子抜けするでしょう。会社は学校ではありません。会社は、あくまで営利を目的とする組織体であり、これまで勉強したことを生かす場です。

出典:「勉強をさせてください」はNG。「勉強します」はOK。 | 面接で注意したい30の言葉遣い | HappyLifeStyle

「会社は学校ではない」これはまさにその通りで、会社は勉強をする場所ではありません。
特に新卒面接ならまだしも、中途面接などではこちらは顕著に言えるでしょう。

中途というのは新卒と違い、「即戦力」になる技能者を求められます。
中途採用者は直ぐに現場に入り活躍できるキャリアのある人材です。
企業はできる限り人材の教育コストや時間というのはかけたくありません。
そういった中途における面接で、

この業界では未経験なので勉強させていただきたいと思います。

こんなことを言ったらどうでしょうか。
まず採用はされないと思って間違いはないでしょう。
そうではなく、現在勉強している内容や既に勉強して成果にした内容を話さなければ相手にされません。

自分から進んで勉強する、もしくはしているという姿勢を見せる必要があります。

最後に

企業、会社、職場、顧客先、社内、会社に関わること全てですが、会社は学ぶ場所ではないので「勉強」という言葉は禁句にしましょう。
会社は自分で学んだ場所を活かす場所です。
勉強をしたいなら自宅や学校で行いましょう。

もちろん、仕事をしている上で学ぶことは多いと思いますが、あくまでもそれを目的にしてはいけません。
勉強は手段であり、その手段を活かす場所が会社です。







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JUTAKAノマドワーカー
約10年間の海外勤務を経て、海外・国内ノマドワーカーとして独立しました。日本をベースにタイ、カンボジア、ベトナム、インドネシア、フィリピンを拠点に活動しています。