プロフェッショナル 仕事の流儀 「歌舞伎役者 坂東玉三郎」を観た感想

今まで歌舞伎の世界はあまり知らなかったのですが、

とてもよく知ることができました。

やはり日本の歴史を代表する舞踊の世界だけあり非常に伝統を感じました。

一つ一つの動きや、表情には理由があり、

凄いなという印象でした。

また、VTRで頻繁に弟子が膝を床について挨拶する姿や舞台が終わった後に挨拶に行く姿を見て非常に厳しい世界なのだと思いました。

2012年には人間国宝に認定されたそうです。

50年という年月はあっという間という事実

年間500の舞台に立つということは一日平均1,4舞台です。

明日のことだけ見てきて歩んできたといいますが、

一つのことを50年続けるということの偉大さというのは計り知れないことです。

今の時代、それこそ一つの仕事で10年もやっていればかなり古株という感じですが、

その五倍、、、。

本人は長さではないとおっしゃっていました。

あっという間だったと。

20代の写真をみてついこの前のようだったと。

ただ、毎日やってきただけの話だと。

そしたら今日だったと。

もちろん理想の中で40~50になったらしっかりとした地位や人間にはなっていたいという理想はあるものですが、役者という世界には絶対がありません。

いつ踊れなくなるかもわからないわけです。

なので毎日が最後のような気持ちでやってきたといいます。

これは元世界チャンピオンの内藤選手も同じことを言っていました。

毎試合が最後だと思って挑んだと。

重要なのは長さではなくその一瞬を踏ん張ることなのだと思います。

 

30ヵ月休みなしで働いた19~24歳までの激動期

ただ、朝10時~夜10時まで食事する暇もないような

殺人的なスケジュールをこなしていたといいます。

(余談ですがうわ!一年前の俺と同じや!と妙に親近感がわきました)

30か月休んでいなかったため、

うつになったそうです。

仕事が許容量を超えた瞬間だったといいます。

凄すぎですね。

やはり普通の人はここまでできません。

生真面目と一言で言ってしまえば簡単ですが、

やはり真面目だからこそそこまでできたのだと思います。

真面目という要素は仕事をする上では圧倒的な量をこなすための要員になります。

不真面目な人は量をこなせません。

そこがまず違うと思いました。

 

 

具現化された目標などない方がいい

これには驚きました。

一日一日だけを大事に生きて、遠くを見ないことが大事だと。

もし遠くの目標をみて、かなえられなかったら嫌でしょと。

凄く生理的なもののためにやっているということでした。

例えば「良い音楽を与えられた」らそれに対してどんな踊りができるのか必死に考える。

それが楽しくて仕方がないのですと。

名前やかたちのある目標や夢など、そいった理想はあえて追わない。

そこに行ったら終わりだからということです。

改めて価値観のひとだと思いました。

ビジョンタイプではないと。

 

安心して立つ舞台ほどつまらないものはない

なるほどなあと思いました。

確かに、緊張や不安、焦り、あらゆるプレッシャーがあるからこそ

舞台に立つ意味があります。

それらがなかったら何も面白くないというのはその通りだなと思います。

毎日の舞台は大変ではなく、楽しい、生きがいだということでした。

物事うまくいくのはこういう思考でなければいけないのだと思いました。

仕事のプレッシャーを楽しむくらいでちょうどいいのだと思います。

それだからこそ仕事が生きがいになる。

 

仕事に人生をかけた生き様

  • 舞台が終わればそのままどこにも寄り道せずに帰る
  • そして、専属のマッサージ氏からマッサージを受けカラダのケアだけを考える。翌日の舞台のためにすぐに寝る
  • 声の調子を保つために友人との電話もしない
  • 舞台へ向かう車では舞の音楽を聴く
  • 日常の喜びは仕事の中にあり、化粧や舞台で使う道具が新しいものに変わったりしたときに喜びを感じる

これは坂東玉三郎の日常だそうです。

これは何かイチロー選手ととても重なる気がします。

「仕事=人生」

生活のすべてを仕事にかけられているのだと思いました。

これだけの気持ちでやっていたら絶対にうまくいくなと。

24時間仕事のことを考えるくらいでちょうどいいのだなということです。

 

生き方が仕事に出るということ

生き方は仕事に出るそうです。

向上心やちゃんとしたい、という気持ちがこころにあり、

それが仕事にオーラとなって出るということです。

確かにもしいい加減な生き方をしていたり、

向上心がない人間というのは、それも仕事に出ますよね。

適当にやったり、細かいところまでやってなかったり。

 

人間国宝になるような方は話の次元が違う

誰かのためにと思って働くというよりは

天からみられていると思って仕事をする

それがよりどころになり、うまくできることがある

神レベルとはこのことでしょう。

もはや目的は神レベルなのだと思います。

何かのためとかを通り越し、

それは神に見られているからちゃんとやる。

生き方や理念価値観の通りに人生を生きられているのでしょう。

完全に自己超越されています。

そこには一切「金銭、権力、地位」などの言葉は感じさせません。

宇宙や神との合一感覚こそ自己超越者の特徴なのです。

 

 

 坂東玉三郎の生き方を応用する

ではここからどんな生き方を読み取れ、それを実践できるでしょう。

  • 人生をかけてこれ!と言える生きがいのある分野の仕事を持つこと(その仕事そのものが自分の人生と呼べるようなものであること)
  • ひたむきに生真面目に仕事に向き合うこと
  • 明日の仕事のために今日はまっすぐ帰ること
  • まずは遠くを見ず今明日のために頑張る
  • 仕事にこだわりと美意識を持つことで仕事が楽しくなる。

以上のことは人生に応用できはしないでしょうか?

なかなか難しいかもしれませんが、それを目指すことはできるはずです。

その積み重ねが人生をつくります。

あっという間に50年だったなんてかっこいいですね。

それだけ夢中になれたということです。

無中になれる仕事=好きなことだからです。

この記事に書いています。

さあ、生きがいを仕事にしていきましょう。







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ジュタカ

海外駐在員として、アジアで働いております。当ブログでは、「世界」をテーマに仕事や旅行情報を個人の体験談を交えながら発信しております。また、「タイ」と「ボクシング」が好きでこの分野の情報も多いです。

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