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オランダはなぜ日本よりも年間300時間も労働時間が少ないのか?オランダの労働生産性や法律について

オランダの労働事情について

レベッカ
あらミスター・リー、まだ残っているの?
ミスター・リー
ああ、レベッカか。ちょっとこの前の取材をまとめてなくてね。もうちょっとやってから帰るよ。
レベッカ
OK
ミスター・リー
そういえばオランダって残業事情とかどうなんだい?

 

残業禁止大国、オランダ

レベッカ
そうねえ、オランダはサービス残業という考え方はないわ。残業そのものが法律で禁止されているの。

オランダはOECDの加盟国でもっとも労働時間が短いとされている。

レベッカ
あとオランダはワークシェアリングといってひとりあたりの労働時間を減らして、雇用を増やそうという政策をずっとやってきたの。これで大きく失業率が下がったと言われているわ。
ミスター・リー
労働環境などに関してはずっと先を行っている気がするね。
レベッカ
それだけじゃないわよ。土日以外に平日も1日休む「週休3日制」っていうのがあるの。子供のいるひとは結構やっているわよ。オランダ人は家族を大事にしているから、仕事が終わったら直帰して家に帰るというのがふつうね。
ミスター・リー
聞いた話だけど、副業を制限するルールがなかったり、正社員とパートに格差がないとか、具合が悪ければ無条件・無期限で休めるらしいね。
レベッカ
そうね。

労働時間の少ないオランダ

経済協力開発機構(OECD)の調査では、日本の年間労働時間は、平均1745時間(2012)だということです。
そして、なんとオランダは1384時間!300時間くらい少ない計算になります。
また労働生産性のGDPはオランダが世界9位、日本が18位(2012)というデータになっています。

ミスター・リー
我が国と比べると労働時間が短くて長時間労働もない、しかも生産性が高いデータが出ている。これについては今後も考えていきたいね。

 







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JUTAKAノマドワーカー
約10年間の海外勤務を経て、海外・国内ノマドワーカーとして独立しました。日本をベースにタイ、カンボジア、ベトナム、インドネシア、フィリピンを拠点に活動しています。