労働時間と生産性の関係について、興味深い記事を以前に読んだことがあります。
そこには日本の労働時間は長いのに労働生産性が低いというようなことが書かれてれていました。
我が国は労働時間は長いものの、生産性ではアメリカやフランス、ドイツなどの国の方が高いというデータがあるようなのです。
その理由挙げられていたのが、
- 長時間労働に対する崇拝主義が原因になっている。
- 上司のマネジメント力が低いことが部下の長時間労働を生み出す原因になっている。
ようなことが書かれていました。
しかし、世界基準で見た際に日本の労働時間って実際にはどのくらいなのでしょうか?
と少し疑問に思いましたので、実際に経済協力開発機構(OECD)のデータを見てみることにしました。
まず世界の平均年間労働時間を見てみる
経済協力開発機構(OECD)の調査によると、2016年の日本の労働時間は
世界第22位で1,713時間らしいです。
あれ?以外に低くない?
日本の労働時間は長いという固定概念があったためか、勝手に世界でも上位5~10位には入るものだと思っていましたが、そんなことはないのですね。
ちなみに一番労働時間が長い国上位三位を見ると、
- メキシコ・・・2,255時間
- コスタリカ・・・2,212時間
- 韓国・・・2,069時間
となっているようです。
逆に日本よりも労働時間が少ない国では、
35位 オランダ・・・1,430時間
36位 ノルウェー・・・1,424時間
37位 デンマーク・・・1,410時間
38位 ドイツ・・・1,363時間
となっているようです。
こう見ると労働時間の短い国では北欧や欧州に多いようです。
以前に当ブログではオランダの労働時間について言及しましたが、やはりそのオランダ労働時間は低いほうに入ります。
実際にこちらはOECDからデータを参照しているのですが、隣国の韓国がかなり長い時間働いているというのには驚きました。
長時間労働に対する美徳意識
私は新卒時代からこの感覚をずっと持ってきました。
何人かの尊敬できるマネージャーの下で学んだことがありましたが、皆ハードワーカーでした。
ああ、こういう姿勢がリーダーなんだと実感したのを覚えています。
朝早くから出社し会社に献身する姿は自分の労働観を形成しました。
上司の後ろ姿が何よりも勉強になったと思います。
生産性を目指していかなければいけない
ただ、先ほども少しお話ししたように日本はまだまだ生産性を考えると、いかに短い時間の中で利益を出していくような考え方にシフトしていかなければだめだと言われています。
長時間ダラダラ働いてもメリハリがなくなり集中力がなくなってきます。
いかに短期集中で時間を決めてやることが大事だと思います。
現在の私のビジネスチームでもこの「生産性の向上」というのは現在テーマにしています。
いかに8時間という決められた枠の中で効率良くタスクをこなせるか、それだけを集中的に考えています。
今後もっと労働時間を減らして、短い時間の中で生産性を上げていくことが課題です。
ではまた
See you again, Jutaka
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