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未来年表とは?
未来年表とは、簡単にいえば自分の人生設計書になります。
目標を年別に、分野別に記入された年表のことです。
未来年表のベースは熊谷 正寿氏の『一冊の手帳で夢は必ずかなう – なりたい自分になるシンプルな方法』から参考にしております。
さらに、私は上記の著書で紹介されている未来年表に、ミッションや価値観、短・中・長期目標や易学などの要素も絡め、人生を構成する分野をより詳細に増やしてオリジナルなものとしました。
いつも私が使っている未来年表を今日は視聴者の皆様に特別にご紹介できればと思います。
未来年表はこれからの自分の人生を俯瞰しやすい作りとなっています。
地図が無ければ航海ができないように、
人生でもその目指す方向を決めるための地図が必要です。
この未来年表が人生の進むべき航海図としての役割を果たすようにすることができれば大きなツールになることは間違いありません。
ぜひこの機会にオリジナルの自分だけの未来年表を作成して人生をリデザインしてみましょう。
人生を構成している10の分野
人生は多面的だ。
一つの括りに言えば「仕事とプライベート」「公私」という一言で片付けることはできるが、実際にはもっと沢山の要素や分野が絡み合って存在している。
私が今までの経験や書籍から参考に導き出したものが以下である。
- 経済・モノ・お金・・・経済的、物質的なものにおける豊かさ
- 家庭・パートナー・・・自分のパートナーとの関係や、子供や両親との関係でうまくいっているか
- 仕事・・・仕事での成功度合い
- ビジネス・・・マイビジネスでの成功度合い
- 趣味・娯楽・・・余暇の充実度合い
- 交友・師弟関係・・・交友関係やメンターなど
- 生活環境・・・住んでいる場所や、通勤などにおいての充実
- 健康・・・健康における豊かさ
- 教養・・・知識や教養、資格などのレベル
- 精神・感情(メンタルヘルス)・・・心の健康や精神の安らぎの豊かさ
この10の分野である。
未来年表ではこの人生を構成している10の分野にフォーカスし、目標を年表に組み立てていく。
人生で大事なことはバランスである。
一つのことを極めること、突き詰めることは大事なことだが、それを突き詰めるあまりに人生の他の面に目を向けないのはもったいないと言える。
仕事人生で終わるのも悪くないが、趣味に生きるのも豊かな人生の一つだと言える。
答えはない。だが、豊かになる方法は10通りあるということだ。
毎日を忙しくしているとどうしてもこの中のいくつかの分野にしかフォーカスしなくなってしまったりする。
そんな中で未来年表を確認することで、人生のあらゆる面に意識を向けることができればその時点から良い方向へ改善していくことができる。
本当の幸せとは個々それぞれ違うものだが、どの分野にも幸せがあることを認識できていれば、行動が変わってくると考えている。
推奨しているツール
- Excel・・・WindowsPCならぜひ
- Numbers・・・Macを使っている方ならぜひこちらで
- LibreOffice・・・無料のオープンソースです
- Googleスプレッドシート・・・数人で共有できるのが便利です
これらの「表計算ソフト」で作成可能です。
基本的に表計算ソフトは数字の計算のために使われるものではありますが、ワードやメモ帳などの文章作成ソフトよりも簡単に作成することができます。
自分のOSや環境に合ったツールで構いませんので、ぜひこれらを利用してみてください。
どんな構成にすればいいか
構成は主に5つの箇所に分けられますのでそれぞれご説明します。
①人生の10の分野
これは上記でもご説明いたしましたが、こちらの10の分野を上から記載していきます。
②価値観 or 目標
ここに記載するのは価値観か目標になります。どちらでも構いません。
目標を記載する場合は、中長期目標に該当するものをここへ記載します。
升目の黄色背景に塗りつぶしているものが中長期目標になります。
数年かけて達成するものという認識で問題ありません。
価値観の場合ですと、例えば「家族との時間を大事にする」とか、「子供と過ごす時間を大事にする」とか「ビジネス以外には時間を割かない」とかでもOKです。
具体的な目標ではなく、自分の大事に思っている価値観を書いておくことで、それに関連する目標を右の⑤に記載していきます。
③固定表示
右スクロールしていくとどの目標がどの分野か見にくいので、この③エリアを固定表示にさせます。
そのようにすれば、スクロールしていっても固定されたままになるので非常に見やすいです。
④西暦・年号・年齢・宿命星
そのままですが、西暦・年号・年齢・宿命星を書きます。
宿命星というのは、10年ごとに変わる宿命のことになります。
光美星 、妙雅星 、白照星 、香創星 、火竹星 、大木星、風行星 、大善星 、緑水星、静雲星、この10種類あります。
さらに人の運命というのは12年周期の繰り返しでできていると言われています(十二運)。
種子、緑生、立花、健弱、達成、乱気、再会、財成、安定、陰影、停止、減退、です。
季節には春夏秋冬があるように、人生にもこの紆余曲折の周期があると言われています。
干支が十二支(12年)で構成されていることからも分かるように12年の中で始まりと終わりがあります。
これは古代中国の易学・万象学・算命学をベースに作られているそうです。
それを取り入れたかたちで未来年表には組み込んでいます。
⑤年別に短期・中期・長期目標を記載
では、さっそく右側の升目に目標を書いていきましょう。
もし、目標を沢山お持ちでしたらそこから拾っていって記載するという方法がとれます。
目標を持っていない方は、直接こちらに記載していくか、先に目標をダーっと書きためて、それからの未来年表に記載していくと良いと思います。
中長期目標となる箇所には背景を黄色く塗りつぶして分かりやすく目立たせましょう。
作成する上でのポイント
とにかく悩まないことです!
考えすぎないこと・時間をかけすぎないことです。
「だいたいこのくらいでこういうことをできていればいいかな」
くらいで地に足がついたものを作成するというのがポイントです。
あまりに悩みすぎたりしても時間がもったいないですし、逆に飛躍しすぎた目標を書いても空しくなっていきます笑
実際に記載した目標に本当に3年とか5年かからないこともありますし、逆にもっと時間がかかったりすることもあります。
そこはその都度修正が必要です。
もしこの未来年表を持っていなければどうなるのか?
やはり、自分の向かう先が見えていなければ、自分以外の誰かの決めた人生についていかなければならなくなります。
自分の人生は自分で決めたいものです。
そうするためには自分で行き先の指標を持っていなければなりません。
もちろん、目標を立ててもうまくできないことはあります。
ただ、何も考えずにいても急に目標は達成されるわけではありません。
だから事前に前もって決めておこうよっていう単純なことです。
そこは目標設定と同じということになります。
作成してみて気づくこと
人生はあっという間、だということです笑
例えば日本人の平均寿命が男性80歳、女性87歳なので、90歳まで生きたとしましょう。
するとどうでしょうか。
横スクロールしていくともう90!?という程短いものだと感じます。
実際日常生活の中でこうやって人生を俯瞰することはほぼ無いことだと思います。
この未来年表を作成することで老後の人生までを俯瞰して
どういう人生を歩みたいのか一度深く内省するべきですね。
おすすめしたいアプローチ方法
おすすめしたいのは、以下の流れで未来年表を作成することです。
- 使命・価値観を書く
- それに関連する目標を書いていく
- さらにそれを未来年表でブレイクダウンさせる
- 最終的に中期・長期目標となるものをビジョンボードへ入れ込む
この1~4のアプローチを行うことが私の推奨している「目標設定術」になります。
自分だけの未来年表を作る上で参考になる文献
7つの習慣
人生における「ミッション」や「役割」という点は書籍の「 第二の習慣」を読み込むとより理解できます。
読書の時間が取れない方やより理解を深めたいなら漫画がおすすめです。
人生をマネジメントする上では手帳良いアイテムとなります。
おすすめは「フランクリン・プランナー」です。
私が新卒で初めて導入したのもこの手帳でした。
手帳には目標や価値観やミッションなどを記載する欄があり、人生をデザインするには最高のツールとなるでしょう。
フランクリン・プランナーは「7つの習慣」を実行・習慣にできるように設計されています。
研修・コンサルティング事業を行う、フランクリン・コヴィー・ジャパンではこの7つの習慣をベースに指導されているようです。
一冊の手帳で夢は必ずかなう – なりたい自分になるシンプルな方法
夢に日付を!
宿命大殺界
六星占術は細木数子氏が易学や算命学や万象学をベースに提唱する占いです。
人の生まれ持つ運命は6つに分けられ、さらに人は12年の周期の中で12種類の運気があるとされます。
また、宿命星という10年毎に変わる運気もあり、それらの要素が絡み合い人生に色々な影響を与えています。
私が最初にこの占いを実践してみたのが、19歳の時でした。
それまでの人生を12の周期で分けたところ、まさにドンピシャだったのには驚きました。
それ以降私はこの六星占術の考え方を自分の作成する未来年表に反映しています。
成功するのに目標はいらない!
未来年表を作成する上では、ミッションや価値観そして、目標といった概念を理解することが必須ですが、目標なんて持ったことが無いし、持つ必要も無いのではないかという方にはおすすめの本かもしれません。
人には「価値観型」と「目標設定型」の2パターンがいるというのが本書の内容。
日本人には前者が多いとも書かれています。
TQ-心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント
何かあなたが目標を持っていたとして、「それはなぜ?」を繰り返して行ってみて下さい。
- 私はお金持ちになりたい→それはなぜ?
- 大きな家と車が欲しいから→それはなぜ?
- 家族を幸せにできるから→それはなぜ?
- 家族が幸せになれば自分の心が安らぐから
このように目標を深堀りしていくと必ずそこにあるのは「感情」であったり、「心の安らぎ(幸せ)」であったりします。
結論から言ってしまえば、人が人生において動機付けられる答えは感情だということです。
価値観は自分の無意識の中で働き、人生の選択を行っているということを知っておくと良いでしょう。
貴方様が就職活動をしていたとして、Aという会社、Bという会社があり、Aに就職した場合、その人生の選択をした「価値基準」は何だったでしょうか。その価値基準はあなたの人生を幸福にする鍵かもしれません。
それを本書により知っておきましょう。
成功の9ステップ あなたの夢を現実化させる
私が好きな話の中にイエール大学の卒業生を対象にした追跡調査の話が本書にあるのですが、いかに明確な目標を持つことが人生に大きな影響を及ぼすかということについて言及されています。
思考は現実化する
未来年表というのは、目標を年数別に書き記した人生の羅針盤のようなものです。
目標設定のベースを学ぶ上では大変役立つ書籍となります。
なぜ貴方は未来年表を作らなければならないのか
未来年表は人生の設計図であり、人生の羅針盤です。
人生という航海に迷わないためには、そこに行き先を示す羅針盤がなければいけません。
それこそが未来年表です。
なぜ未来年表を作成しなければならないのか。
それは、
- 自分の人生の航海で迷わないため
- 最高の気持ちを味わうため
- 自分にとって最高のキャリアを歩むため
- 自分の思い通りの人生を歩むため
- 他者に影響された人生を歩まないため
- 10年後に自分の夢を叶えるため
- 老後になって後悔したくないため
- 道から足を踏み外している時に軌道修正するため
- 本当の自分が歩みたい人生に気づくため
など人それぞれ色々な理由があることでしょう。
ただし、一貫して1つを挙げるなら、
「思い通りの人生を歩むため」というところに集約されるのではないでしょうか。
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