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【ボクシング防御技術】ダッキング(Ducking)について<ディフェンス>

ボクシングの防御ディフェンス技術である「ダッキング(Ducking)」について

ダッキング (Ducking) は、ボクシングの基本的な防御技術の一つです。

以下の図をご覧ください。下手な絵ですみません笑

ダッキングはイメージでいうとこんな感じです。

  1. 相手の右パンチに対して頭と上体と腰を落として、相手の懐に潜り込むようなパターン(左パターンと呼ぶ)
  2. 相手の左リードパンチに対して頭と上体と腰を前に落としてお辞儀するようによける(右パターンと呼ぶ)

があります。

ダッキング名前の由来

アヒル(Duck)が水面を潜っていくが如く、上体を前屈みにし、膝と上体と頭の位置を低くすることで相手の攻撃を避ける戦法です。

アヒルが頭を下げる動作がそっくり

ダッキングを多用するタイプのボクサー

ダッキングは比較的小柄なファイターが使うことが多いディフェンスです。
相手の懐へ頭を低くして入っていくボクサーですね。
あのマイク・タイソンがこのディフェンスを多用していたことは有名です。

背が低いというのはボクシングにおいてはそこまで大きなアドバンテージにはならず、むしろこのようなディフェンスが生きてくる良い面もあります。

アウトボクサーでも使う選手はいます。
あのナジーム・ハメドもノーガードでこのダッキングを使っていました。

無敗のまま引退したフロイド・メイウェザー・ジュニアも右ダッキングを多用する選手でした。
相手のリードをダッキングでかわして、そのまま反対側に回り込みカウンターをとるというが芸術的に上手いです。

アマチュアでは禁止されている!?

ただし、アマチュアボクシングですとこのダッキングをすると注意及び反則になるケースが多いです。
というのも、私も以前2試合ほどこのダッキングによる反則で負けた経験がありますが、プロの試合ではこれは何も問題はないのですが、ルールに厳格なアマチュアボクシングでは、目線を外したこのようなダッキングを行うとレフリーにより一時的に試合を止められ注意を受け、2〜3回目以降からはマイナスポイントとなってしまいます。

ではどうすれば良いかと言えば、アマチュアにおいてはダッキングをするときに目線を外さないことです。
これは私が試合経験を多く積んできたことで学んだことの1つです。
目線を相手から外さずにダッキングをすると必然的に頭の位置は下を向かないので膝を使って重心を落とさなければならなくなります
そうすれば、減点をとられることは殆どなくなります。

決してプロだけのディフェンス技術というわけではなく、使い方次第ではアマチュアでも十分に活用することが出来るディフェンステクニックです。

多用することでの欠点やリスクや注意点

ダッキングをする上での欠点やリスクや注意点についてお話したいと思います。

  • 頭の位置が低くなることで相手から狙い撃ちされるリスクがある。特に左ダッキング。そのためミドルレンジよりも接近戦でくっついている時に使った方が有効なケースもあります。
  • ダッキングを目的にしない。あくまでもダッキングは攻撃の終わりにつなぎとして使うか、カウンターを狙うためのフェイントとして使うべき。まず考え方のベースに攻撃があり、そのためのつなぎとして考えること。
  • 左ダッキングをする際に目線を離すとカウンターで連打を受ける可能性があるので注意。
  • アマチュアでは目線を外すとほぼ減点をとられることが多い。

これらの欠点もあります。

選手の中にはダッキングは殆ど使わない選手も多いです。
あくまでもディフェンスの基礎は足を使うことであり、上体で避けるこのダッキングというのは副次的なものとして連動の中で使うというのが望ましいでしょう。

 

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JUTAKAノマドワーカー
約10年間の海外勤務を経て、海外・国内ノマドワーカーとして独立しました。日本をベースにタイ、カンボジア、ベトナム、インドネシア、フィリピンを拠点に活動しています。