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キューバのアマチュアボクシングはなぜ強いのか?
キューバのアマチュアボクシングは1974年から今までに128のメダルを獲得してきました。
このうちの71がゴールドメダルなんです!!!!
凄すぎでしょこれ?
プロでもたまにキューバで本当に強い選手が出てきます。
最近ですとギレルモ・リゴンドウ(Guillermo Rigondeaux Ortiz)やホエルカサマヨルやユリオルキスガンボアなどが有名です。
リゴンドウに関してはオリンピックで2度も金メダルを獲得し、アマ戦績は243勝4敗だったといわれています・・・恐ろしい。
ユリオリキス・ガンボア 2004年に金メダルを獲得。
その後は、アメリカへ亡命しWBA世界チャンピオンになる。
キューバのボクシング選手
- アドルフォ・オルタ, フェザー級オリンピックボクサー
- アリエル・エルナンデス, ミドル級オリンピックボクサー
- アルマンド・マルティネス, ライトミドル級オリンピックボクサー
- ベニー・パレ, ボクサー
- エリセオ・カスティージョ, ボクサー
- フェリックス・サボン, オリンピック金メダルボクサー
- フロレンティーノ・フェルナンデス, ボクサー
- ギレルモ・リゴンドウ, アマチュアボクサー
- ホエール・カサマヨール, ボクサー
- ホルヘ・ルビオ, ボクシングトレーナー
- ホセ・ナポレス, ボクサー
- キッド・チャロル, ボクサー
- エルピディオ・ピサーロ, ヘビー級ボクサー
- キッド・チョコレート, ボクサー
- キッド・ガビラン, ボクサー
- ロレンソ・アラゴン・アルメテーロス オリンピックウェルター級ボクサー
- ルイス・マヌエル・ロドリゲス, ボクサー
- マリオ・キンデラン, オリンピック金メダルボクサー
- ラウール・ゴンサーレス, ボクサー
- ロベルト・バラード, オリンピックスーパーヘビー級ボクサー
- シュガー・ラモス, 世界チャンピオンボクサー
- テオフィロ・スティーヴンソン, アマチュアボクサー
- ヤンキ・ディアス, ボクサー
- ジュデル・ジョンソン・コデーノ ライトウェルター級オリンピックボクサー
- ユリオルキス・ガンボア フライ級オリンピック金メダルボクサー・WBAフェザー級暫定王者
キューバってどんな国?
- 現存する社会主義国
- 世界で最も社会主義がうまくいった国として、貧富の差はあれど医療と教育(費用がかからない)が充実している。
- 首都ハバナ
- 葉巻とラム酒が名産品になっている。
- アメリカのフロリダ半島から南へ150キロ
- 2年前の2015年にアメリカと54年ぶりに国交正常化を果たし。
- 街には年代物のアメ車が走っている。
- 革命家のチェ・ゲバラが有名
- 多種多様な人種で構成された国
- 言語はスペイン語
- コロンブスにより発見された国
- 1962年キューバ危機
- 2016年フィデル・カストロ前国家評議会議長が死去
- ボクシングだけでなく野球も強い。
なぜアマチュア?
※彼らは公務員ではありますがボクシングのみで生計を立てています。
キューバ代表の一日の練習内容
- 午前中はフィジカルフィットネスとテクニック練習
- ジムの周りを7~8周走りジムに入る
- フリースタイルの特定の練習
- 午後は技術や戦術練習・テクニック練習
やっていることは日本のボクサーと大して違いはないと思います。
ただ、練習の質や密度、指導などが大きく異なるのでしょう。
フアン・ヘルナンデス・シエラさん(元アマチュアボクサーでアトランタ・バルセロナ五輪で銀メダリスト)はこう話しています。
トップに到達し、世界とオリンピックチャンピオンになるために、
選手には多くの犠牲と献身を必要とします。
多くの犠牲と献身ですね。
よくメイウェザーも「Hard work dedication!」と叫んでいるのを見たことがあります。
強くなるために邪魔するものは一切無いという感じの印象です。
最高の指導者から一日中指導を受けている
キューバ代表チームの練習場所はここひとつのようで、皆ここで鍛錬しているようです。
しかも皆教えてくれる選手はオリンピックのメダリストたちです。
一日中彼等からアドバイスを受けているそうです。
そりゃ強くなりますよね。
メイウェザーの叔父ロジャーさんが以前こんなことを話していたのを見たことがあります。
ボクシングはよほどのことが無い限り技術力が上の人間が勝つようにできている。
技術力は自分で独学するというものでしょうが、オリンピックという国際舞台においては予測不能な部分もあると思います。
アマチュアメダリストたちから教える内容は選手たちのレベルを相当に引き上げているのでしょう。
出典:Training for Rio with the Cuban Boxing team Youtube
目指す場所が表彰台の一番上
凄いと感じたのはメダルをとることではなく、
明確に表彰台の一番上=金メダルを見据えているということです。
世界チャンピオンに育てられているということは
世界で勝つための戦術や技術を指導されているでしょう。
そこはぶれていないのですね。
そして、みんな練習大好き。
これ重要ですよね。
皆さん貪欲に自分のパンチを強くすることを考えています。
そして、最高の指導者たち。
そして、キューバで暑いはずなのに汗を出すための長袖で絞っています。
というかボクシング大国!キューバボクシングスクール
Cubans Can Throw a Mean Punch – The World’s Best Boxers
キューバの首都、ハバナ。
ここはカリブ海峡では最大の都市だ。
ここにもボクシングを愛するボクサーがいるようですね。
名前はエドアルド、20歳。
ラファエルトレジョジムという場所でボクシングをしている。
練習は独特であり、基礎には「ダンス」が関わっているようにも見える。
ダンスの動きの中にターンやパンチを追加していきながらボクシングをしているように見えるのだ。
キューバというとサルサが有名ですが、
まさにそれをボクシングにとりいれているようで、リズムにあわせて踊りながらボクシングをする様子が動画にある。
These boxers begin training at an early age to compete at the highest levels.
ボクサーは幼い頃に最高レベルで競争するために訓練を始めます。
子供は8~9歳でボクシングを始めるといいます。
これは強くなるわけですよね。
何かタイのムエタイにも同じようなものを感じたことがあります。
皆小さい頃からチャンピオンを目指しますからね。
こういう場所からオリンピックチャンピオンの卵が育っていくのだと実感しました。